Band Member
Lou Martin ルー・マーティン Piano, Keyboard
 |
●ロリー・ギャラガー・バンドのキーボディスト ●在籍 1972年7月〜1978年4月 + 晩年期の2作品にゲスト参加 他 ●1949年8月12日生 北アイルランド ベルファスト生まれ 2012年8月17日午前3:30 イングランド南部Bournemouthの病院にて永眠（63歳） |
母親の影響で6歳からピアノを弾き始める。音楽教師になるために音楽学校へ通っていたが、趣味で聴き始めたブルースに夢中になり方向転換する。
「メロディ・メーカー」誌の求人広告に応募する形でキリング・フロア（Killing Floor）のキーボディストとなり、プロデビュー。在籍中、バンドの2代目ドラマーのロッド・ディアス（Rod de'Ath）がロリー・ギャラガー・バンドに引き抜かれた後、ルー自身もロリーからセッションに呼ばれ、意気投合してバンドの一員となる。以来足掛け7年、実質6年バンド生活を共にする。74年、75年、77年と来日もしている。
明るい性格とノリの良さでバンドのムードメーカーとなったルーだが、ステージではロリーと2人でソロを分け合う等、この時期のバンドではかなり重要な位置にあった。挑発的なフレーズをたたき出すドラムのロッドとのコンビネーションも良く、エキサイティングなライブに無くてはならない存在となっていた。しかしながら78年に原点回帰を図ったロリーの意向もあり、バンドを脱退。ロッド等とともにラムロッド（Ramrod）を結成。その後もチャック・ベリーのサポート・メンバーをするなど活躍をしている。
1987年 "Defender" 収録の「Seven Days」という曲にピアノでゲスト参加。約10年ぶりにロリーと共演する。その後、90年 "Fresh Evidence" の「Kid Groves」でもピアノを弾いている。また、ロリーとマーク・フェルサムと3人でアコースティック編成のコンサートを行うなど、晩年期になってなお交流が続いた。95年のロリーの葬儀の際には教会でマークのハモニカと共にルーがピアノで「A million miles away」と「Amaging Grace」とを演奏している。翌年のメモリアル・コンサートではベーシストのジェリー・マカヴォイらとともにBand Of Friendsの一員としてロリーの曲を演奏している。
2002年にキリング・フロアが再結成され、2004年に新アルバムを発表。ルーはそのアルバムの録音には参加したが、その後のツアーには不参加。生業としているフラワー・ショップの経営の傍ら、夜にはバーでピアノを弾くという日々だったそうだが、2004年5月に重い脳卒中を起こし左半身が麻痺。ピアノを弾くことはもうできなくなってしまったとのこと．．．。
2012年8月17日午前3:30、イングランド南部Bournemouthの病院にて永眠。
参加アルバム
●Killing Floor●1969 「Killing Floor」
1971 「Out Of Uranus」 06「Call for the politicians」のみ
2004 「Zero Tolerance」
●Rory Gallagher●
1973 「Blueprint」
1973 「Tattoo」
1974 「Irish Tour」
1975 「Against The Grain」
1976 「Calling Card」
1987 「Defender」 10 「Seven Days」
1990 「Fresh Evidence」 01 「Kid Groves」
「BBC Sessions」 Disc-1 01〜09 Disc-2 01,02,07,08,09
「Wheels Within Wheels」 04（「Lonsome Highway」）
「Live at Montreux」01 〜 05
DVD 「The Old Grey Whistle Test （vol.1）」 06「Hands Off」
DVD 「Irish Tour 1974」
DVD 「THE COMPLETE ROCKPALAST COLLECTION」 Disc-1 1976年、1977年
DVD 「Live at Montreux」
Disc-1 1975年、1977年 Disc-2 1977年「Going To My Hometown」
●Gerry McAvoy Band●
1980 「Bassics」
●Mick Clarke and Lou Martin●
1997 「Happy Home」