Band Member
Mark Feltham マーク・フェルサム Harmonica
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●ロリー・ギャラガー・バンドのハーモニカ奏者 ●在籍 1985年〜1995年1月 ●1955年10月10日生 ロンドン ウエストミンスター出身 ●1977年結成のNine Below Zeroのオリジナル・メンバーとして活躍 ●Nine Below Zero解散後、ロリーからレコーディングに誘われる ●1991年の来日にも同行 ●現在は、古巣のNine Below Zeroに戻っている 他、セッション・マンとしても活躍 |
子供の頃からカントリー音楽に傾倒し、その後ブルーズにも興味を持つ。「他の連中と同じようにビートルズも聴いたけど、むしろ関心があったのは "ナッシュビル" だった」という。
1977年結成のNine Below Zeroというバンドで活動していた時に、ロリー・バンドのベーシスト、ジェリーが彼等のライヴを良く見に行って、時々ジャム・セッションもしたそうだ。その縁もあり、ロリーも彼等を見に来てマークに注目したらしい。83年(?)にバンドが解散。「ヤードバーズ再結成？」と言われたBox of Frogsに参加。ツアーにも出ている。その後、セッションの仕事を探していたマークをロリーがレコーディングに誘い、85年からは正式なツアー・メンバーとして迎えられるようになった。
1991年にNine below Zeroが再結成する際に、そちらへ参加することにしたジェリーやブレンダンと共にロリーの元を離れるが、精神的疲労から脱退、再びロリーの元へ戻る。以来、最後のギグまでロリーと行動を共にする。
80年代半ば〜最晩年までのライヴでは、ロリーのギターとマークのハーモニカによる絡みが多く見られ、ロリーが最も信頼するプレイヤーとして晩年期のサウンドの重要なポイントとなっていた。しかしそれでも、ロリーはオフ・ステージでは決して込み入った個人的な話をしなかったそうだ。
肝臓移植後の合併症で昏睡状態に陥ったロリーの枕元で、ドネルの要望でハーモニカを吹いたりもしたようだ。さらに葬儀の際には教会でルー・マーティン（ピアノ）と共にロリーの曲を演奏。墓地での埋葬の際には「Amazing Grace」を吹いたらしい。
ロリーの死後は、セッション・プレイヤーとして様々なミュージシャンのアルバムに参加。オアシスのレコーディング及びツアーにも同行するなど「ギャラガーづいている」人でもある。その後、様々なしがらみを越え、2001年から古巣のNine Below Zeroに戻り、現在も活躍中。セッション・プレイヤーとしても2007年のゲイリー・ムーアのアルバムに参加するなど精力的に活動しているようだ。
※Felthamの日本語表記：ロリーは「ふぇるたむ」と発音している事が多いですが、BMG盤CD解説準拠で「フェルサム」と記す事にしました。
（おそらく「た」と「さ」の中間くらいの発音なんじゃないかと思いますが、ロンドン訛では「h」を発音しないそうなので、「ふぇるたむ」の方が近いのかも）
参加アルバム
●Rory Gallagher●1987 「Defender」
1990 「Fresh Evidence」
「Meeting With G-Man +」
DVD 「THE COMPLETE ROCKPALAST COLLECTION」 Disc-3 1990年
DVD 「Live at Montreux」 Disc-1 1985年, Disc-2
DVD 「Live at Cork Opera House」
●Nine Below Zero●
1980 「Live at Marquee」
1981 「Don't point your finger」
1982 「Third Degree」
1991 「On The Road Again」
2002 「Chilled」
2004 「Hats Off」
DVD 「On The Road Again」（2002）
DVD 「Sights And Sound」（2006） DVD + CD
●Box Of Frogs●
1983 「Box Of Frogs」 "Back Where I Started"
●Oasis●
1997 「Be Here Now」 'All Around The World'
2000 「Standing on the Shoulder of Giants」 'Gas Panic!'
●Gary Moore●
2007 「Close As You Get」 'Hard Times', 'Checkin' Up On My Baby'
他、多数．．．