テクニック的に優れたレコードは全部聴いて自分なりに消化してきたつもりだよ。ブルースといえばB.Bキングにはじまり アルバート、フレディというけれど、俺の考えはちょっとちがうのね。
確かに彼らはブルースの大御所だけど俺の考えでは、古いブルースを新しい感覚でやるということに意味があると思うんだ。 常にプログレッシヴなものが必要なんだよね。

鮮烈のギタリスト
　ロリー・ギャラガー　RORY GALLAGHERbr> この8月、ヨーロッパ公演に精を出している。卓抜な音楽性をもちながら、人気度で今一歩の観のあるロリー・ギャラガーだが、このツアーで名実もとにTHE BIGになったようだ。「コーリング・カード」後の新作は明年1月から。8月以降のスケジュールは未定。

　昨年と不動のメンバーでの来日公演。チェックのジャケットにジーンズのラフな衣装に、愛用のストラトを抱いてステージへ。得意のブルース・ナンバーからロックンロールまでを約2時間たっぷりとサービス。前回と比較して何の目新しい趣向もなかったが、その体当たりコンサートは多くの若者たちを十分に熱狂させた。特に渋谷公会堂のステージは圧巻！

●大きくジャンプ、ロリーは健在だった
ロリー・ギャラガーのコンサート。相変らず．．．．というか、トレード・マークのチェックのシャツで大奮闘。 フーのタウンゼント以上かとも思われるほど飛び上ったりした。

ロリー・ギャラガーが一番、精力的になるのは暮からお正月なんだ
ロリー君も健在だ。12月前半、英国ツアーを開始する。そしてクリスマスとニュー・イヤー・コンサートをアイルランドで例年通りにやって、また1月に英国ツアーと元気一杯なのだ。
前座もついて、12月8日はロンドンのルイシャルム・オデオン、9日=バーミンガム・ナショナル・エクシビジョン・センター、10日=リバプール・エンパイアー、11日=ニューキャッスル・シティ・ホール、13日=エジンバラ・オデオン、14日=グラスゴー・アポロ、15日=マンチェスター・アポロのスケジュール。新年に入って1月9日=ブリストル・コルストン・ホール、10日=ボーンマス・ウィンター・ガーデンズ、12・13・14日=ロンドン・ハマースミス・オデオン、16日=イブスウィッチ・ゴーモント、17日=ブライトン・ドーム。特にバーミンガムは新しい6500人収容のエクシビジョン・ホールなので、ロリーもガンガン、ギターを弾きまくってくれそうだ。
今回、バック・バンドもLP『フォトフィニッシュ』と同様に、ベースにゲリー・マクエボイ、ドラマーは元アレックス・ハーベイ・バンドのテッド・マッケンナという3人編成だ。
やっぱりロリーは自分のペースでギターを弾くのがピッタリだね。
日本でもこの冬休み、ロンドンへ行く人がいたら、ロリー・ギャラガーを何回見るつもりかな

一方、1月のBBCの「ロック・ゴーズ・トゥ・カレッジ」という番組は又々、凄い豪華番組になるんだ。まず、ロンドン大学のベスナル、ブライトン・サセックス大学のカーズ、レディング大学のルピナス、ロンドン・ミドルセックス・ポリテクニックのロリー・ギャラガー、ベルファースト・クイーンズ大学のイアン・デューリーというわけ。またチープ・トリックやヴァン・モリソンなんかも見られそうとか。
イギリスのBBC番組をNHKだけでなく他の民放局も輸入してほしいものですな。

　ロリー・ギャラガーのニュー・アルバムが英国でようやく9月7日に発売。『トップ・プライオリティ』がそのタイトル。
　9月19日と20日にロンドンでコンサートをやった後、アメリカ、ヨーロッパへとツアーしにいくそうだ。
　9月1日にはヴィエナで開かれるユニセフ・コンサートにも出演。1月にニューヨークで開かれたビー・ジーズ、アバ、ロッド・スチュワートらが出たコンサートの再現だ。
　今回、出演者はブロンティ、モーターヘッド、フランキー・ミラー、ビリー・プレストン、クイーンらが出演する。今回もなかなかユニークな内容になりそうだ。

白熱のギター・プレイ、その中にキラリと光るスピリット！変わらぬ魅力を秘めた名手ロリー・ギャラガー。シャープなセンスに溢れるしたたかなアルバム登場！

ロリー・ギャラガーは11月末に全米ツアーに出かけていたが、ジェファソン・スターシップとのジョイント・ツアーで大いに不満を抱いた待遇だったそうだ。スターシップがおまけにサポート・アクトに対して敬意を払わないという事で、ロリーもさすがに頭に来てシカゴでのショーが終わった後ポール・カントナーに抗議。結局ロリーはその先のツアーを全部おりてしまったという。真面目で物静かなロリーが怒ったというのだから、よぼどの事があったんじゃないのかな。

　ロリー・ギャラガーが、今年のレディング・フェスティバルに出演したのは、記憶に新しいけど、9月5日から10月4日まで全英ツアーを始めた。特に英国では、9月12日に彼のニュー・アルバム『ステージ・ストラック』が出たばかり。これが、この間のワールド・ツアー（アメリカとオーストラリア公演）のライヴ・アルバム。ばっちり楽しめる内容に仕上っていて、ロリー・ファンには感涙なのだ！
　9月5日のマルバーン・ウィンター・ガーデンズから、10月14日のコンベントリー・シアターまで、27回（ただしロンドン公演は入っていないんだって）決まってるよ。

全篇スピーディでパワフルなロリーの汗まみれの熱演、熱唱がくり広げられていて、思わず興奮してしまった。今もこんなに若々しいプレイができるなんて、ロリーあんたは偉い！

●ジンクスにメゲず頑張るロリー・ギャラガー
　リック・デリンジャーと並んでロック界の童顔、でも腕の方は確かなギタリスト、ロリー・ギャラガーは5月22日から9回のブリティッシュ・ツアーに入る。
　彼のヨーロピアン公演は45回というハードなスケジュールでこの中のしめくくりがイギリス公演というわけ。7月5日からは20回の北アメリカン・ツアーをスタートし、夏から秋はライヴ活動で汗を流すことになりそう。
　一時、レコーディング中に親指を骨折したり、ツアー中に交通事故に見舞われたりとまったく不運な彼だったが、その "ジンクス" とも言うべきニュー・アルバムが完成。タイトルはこれらの出来事からヒントを得て付けるんだそうだ。プロデュースはロリー自身が手がけ、西ドイツのケルンでレコーディングしたそーだけど、まさにやっと出来た、という感じだったんでしょーナ。アンタはエライ！

いつになく少しだけヘヴィになったね。