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Donal Gallagher ドネル・ギャラガー
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●ロリーの弟、マネージャー ●1949年8月9日生 北アイルランド・デリー生まれ ●テイスト時代はロード・マネージャーとして、ソロになってからはビジネス・マネージャーとしてロリーを影で支え続けた。 ●現在も、ストレンジ・ミュージック代表として、ロリーの音源その他を管理している。 |
ロリーの弟、マネージャー。
名前 Donal は「ドナル」あるいは「ダナル」と発音するのが原語に近いようだが、ここではBMG盤CDの日本語解説の通り「ドネル」として話を進める。
1949年生まれ。ロリーとは1歳違いの弟で二人兄弟。子供の頃から仲の良い兄弟でリーダー気質の兄ロリーの後を常に追いかけるようにして遊んでいたそうだ。一家がコークに転居しロリーがギターに夢中になると1人で外に遊びに行く事が増えたというが、それでもロリーが「バンドやるぞ」と言えばバケツ叩いてドラマーになったり、修道院や病院などでロリーと二人で「ギャラガー・ブラザーズ」としてエブリ・ブラザーズの曲などを歌ったりしていたそうだ。ステージの上でロリーと大喧嘩したことがあるそうで、以来ドラムを叩かせてもらえなくなったとのこと。コレについて、よくオアシス兄弟が引き合いに出されている（「彼らより先にステージで喧嘩をしたギャラガー兄弟なんだ（笑）」というのはドネルが良く使うネタである）。
学校を卒業後、地元のダンスホールなどで仕事をしたりしていたそうだが、その後ドイツに渡りDJ業をする。ロリーがテイストを結成し、ベルファスト〜ロンドンを拠点に活躍し出すとテイストのロード・マネージャーになる。ロリーがソロに転向した1971年にはまだアトミック・ルースターのロード・マネージャーもしていたということなので、どこかのツアー・エージェントに所属していたのだろう（ロリーのファースト・アルバムに参加しているヴィンセント・クレインはドネルがロード・マネージャーをしていたアトミック・ルースターのメンバーで、ドネルの頼みでロリーのアルバムの手伝いをしたそうだ）。
ロリーはソロになった当初、ビジネス・マネージメントも自分でやろうとしたそうで、この時点ではまだドネルはロード・マネージャーに過ぎなかった。しかし、ロリーが多忙になるにつれマネージメント業務に手が回らなくなると自然にドネルがそれをも引き受けることになった。その後、ロード・マネージャーは別の人が担当し、彼自身はビジネス面を引き受けることになる。また、87年にロリーがCapoレーベルを立ち上げると、全ての楽曲の権利をレコード会社から引き上げ、それらも管理するようになった。
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マネージャーとしてのドネルは、ロリーと同じように、実直で金に汚いところもなく人当たりも良く、レコード会社やツアー・エージェント等からも好意的に見られていたようだ。長髪にジーンズのロリーとは対照的に、髪を短めにカットしスーツを着込み、あくまでもビジネスマンとして振舞っていた。 70年代の半ばから、元イースト・オブ・エデンのバイオリニスト、ジョー・オドネルのマネージャーも兼任していた。また、90年代にはロニー・ドネガンのアルバムをCapoからリリースするなど、ロリーに近しいミュージシャンのバック・アップも積極的にしている。 現在もストレンジミュージックの代表として、ロリーの楽曲や楽器の管理その他で忙しい日々を送っている。 |
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