Energy Orchard "Pain Killer"
1995 （Castle 0071522CSC）|
01 Wasted (Bap Kennedy) 02 She's The One I Adore (Bap Kennedy / Paul Toner) 03 Remember My Name (Bap Kennedy) 04 The Past Is Another Country (Bap Kennedy) 05 I Hate To Say Goodbye (Bap Kennedy / Kevin Breslin) 06 Pain Killer Bap Kennedy) 07 D.F. Dogs - Instrumental 08 The Shipyard Song (Bap Kennedy) 09 Surrender To The City (Bap Kennedy) 10 A Sight For Sore Eyes (Bap Kennedy) |
|
北アイルランドのベルファスト出身のギター・ロック・バンド。結成は80年代の後半のようだが、アルバム・デビューは1990年。ヴァン・モリソンや昔のR&Bバンドから大きな影響を受けていて、それにプラスしてフォーク的な要素も加えた独特のサウンドを形成している。
このアルバムしか聴いていないのでなんともいえないが、アイルランドのトラッド風味もプラスされた楽曲はどことなくボブ・ゲルドフのソロ作「Happy Club」あたりの音を連想させる。ギター・ポップというよりはもう少しロック寄りではあるが、なるほど90年代初頭のバンドだなというような音ではある。
様々なゲストミュージシャンが参加して彩りを添えてはいるが、基本的にはアコースティック・ギターとエレキ・ギターと比較的控えめなキーボードとややハスキーなボーカルが効いていて、なかなか良い感じ。中心人物であるバップ・ケネディがソロ活動を始め、バンドとしての活動は現在はもうしていないようだ。
ロリー最後のツアーとなる1995年のオランダ公演に、彼らは前座として出演している。
Bap Kennedy - Lead Vocals, Acoustic/Electric Guitars, Harmonica
Paul Toner - Lead Guitar, Electric Guitar, Acoustic Guitar, Backing Vocals
Kevin Breslin - Keyboards and Hammond Organ
Spade McQuade - Bass Guitar, Mandolin, Backing Vocals
David Toner - Drums and Percussion
- Very Special Guest -
Rory Gallagher - Dobro, Harmonica and Electric Guitar on song no.3
- Guest Musicians -
Teena Lyle - Vibes, Percussion and Backing Vocals on songs no.1,2,3,4,6,7,10
Gina Mackey - Irish Harp in song no.8
Tommy McAnimal - Banjo on song no.2,7
Dirk McQuickly - Acordion, whistles and bodhron on songs no.1,2,4,5,8,9,10
Buzz Ross - Congas on song no.6
Pierre La Rue - Ellectlric Fiddle on song no.1
Danny Colier - Fiddle on song no.1,7
「Remember My Name」
イントロ部分でナショナル・リゾネーターでのスライド、エンディング部分でエレキ・ギターによるソロ。それぞれ「あー、ロリーだー」と解るような独特の音での演奏だが、違和感はない。曲そのものはアコースティック・ギターがふんだんに使われたミドル・テンポのドラマチックなバラード。間奏に少しだけ入るハモニカもロリー。リラックスしてすっかり馴染んで参加しているようだ。