Mike Batt "Tarot Suite"
1979 （EPIC EPC 86099）|
Side : one 01 Introduction（The Journey Of A Food） 02 Imbegile 03 Plainsong 04 Lady Of The Dawn 05 The Valley Of Swords Side : two 01 Losing Tour Way In The Rain 02 Tarota 03 The Night Of The Dead 04 The Dead Of The Night 05 Run Like The Wind |
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マイク・バットは作曲家でプロデューサー。自身もキーボードやボーカルを担当するミュージシャンでもある。音楽家としての音の傾向はエルトン・ジョンとかそんな雰囲気だったらしい。プロデューサーとして有名なのは、スティーライ・スパン（Steeleye Span）との仕事で、75年に「All Around My Hat」でヒットを飛ばしている。
こちらは1979年リリースのバットのソロアルバム第2弾。オーケストラを担当しているL.S.O.というのはLondon Symphony Orchestra のこと。その他にも沢山のゲスト・ミュージシャンを迎えて収録しているが、さすがにプロデューサーとして鳴らしている人だけあって、多彩なゲストを使っても散漫な印象はなく、「タロット」という少し謎めいたテーマに沿ったコンセプトアルバムして良くまとまっている。この中に収録されている「Lady Of The Dawn」はヨーロッパでシングルヒットしたらしい。
ロリーはギタリストとして4曲に参加。わりに「いつも通り」の演奏をしているのだが、違和感なく溶け込んでいる。
A-1 「Introduction（The Journey Of A Food）」
Harold Fisher : DrumsFrank McDonald : Bass
Rory Gallagher : Lead Guitar
Ricky Hitchcock, Martin Kershaw, Toose Taylor : Other Guitars
Mel Collins : Tenor Sax
Adrian Brett : Alto Flute
Mike Batt : Ketbiards, Percussion
Tony Carr, Roy Morran : Percussion
L.S.O. : Orchestra
ストリングスやシンセサイザーの入る華やかで不思議な雰囲気の曲。その中でロリーがいつものロリーらしいフレーズでリード・ギターを弾く。
A-2 「Imbegile」
Roger Chapman : VocalMike Batt : Backing Vocals and Piano
Harold Fisher : Drums
Frank McDonald : Bass
Tony Carr, Roy Morran : Percussion
Jim Cregan : Lead Guitar
Martin Kershaw, Ricky Hitchcock, Rory Gallagher : Other Guitars
L.S.O. : Orchestra
歌の入る曲。こちらではバッキングのギターを担当しているそうだが、ギタリストがたくさん参加しているのでどの音なのはまでは良くわからない。カッティングしているのがそうかなぁ。リードギターは別の人。
A-5 「The Valley Of Swords」
Harold Fisher : DrumsFrank McDonald : Bass
Martin Kershaw, Les Thatcher : Acoustic Guitar
Ricky Hitchcock (Throuout), Rory Gallagher (at End) : Electric Guitar
Roy Morran, Tony Carr : Percussion
Mel Collins : Soprano Sax
L.S.O. : Orchestra
ミドル・テンポのやや荘厳な雰囲気の曲。ロリーは終盤のギターを担当。コードカッティングでのリフを弾く。
B-2 「Tarota」
Jim Cregan, Tony (T. S.) McPhee, Rory Gallagher, B. J. Cole (Steel), Chris Spedding: Lead Guitar (in order of appearance 出演順)
Cris Spedding, Alan Parker : Rhythm Guitar
Roy Morgan, Tony Carr, Roy Morran : Percussion
Mike Batt : More Purcussion, Keyboards & Vocaleffects
L.S.O. : Orchestra
リードギター担当が沢山いるのでちよっと判別が難しいが、中盤のややパーカッシヴになるパートをバックにした部分のリードギターで例の後ノリ3連符が聴こえる。そのあたりかと。