週刊FM別冊 「ロック・ソウル スター事典」
監修：青木啓 編：週刊FM 音楽之友社 1976年 |
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「何処からこんな本探してきたんだよっ」と言われそうなのを覚悟の上、ちょっと気になったもので入手してみました（
200円也）。
所謂「スター名鑑」みたいな本。A6版で巻頭に10数枚「カセット・レーベル」がついております。実に嬉しい付録です。
嬉しいあまりに既に数枚切り取られておりますが、ロリーのはなかったようです。
そのあとにモノクロのグラビアがやはり10数枚。こちらにもロリーはナシ。載っているのはもう少しメジャー所。
ソウル系も掲載されているのでダイアナ・ロスとかもいたりします。
ロリーは「G」の項の最初に掲載。長い文章ではないのでこのまま引用すると
72年度のイギリスのM・M誌で、エリック・クラプトンを抜いてギタリスト人気No.1に輝いた若手のホープ。とある。もちろん生まれ年は1948年の間違い（当時の資料の半分が「1949年生まれ」となっており、混乱するが、 1948年が正しいそうだ）。
彼は元テイストのメンバーとして1968年グループ結成以来活躍をはじめた。テイストはアイルランド出身の3人 グループとしてブリティッシュ・ロック・シーンにおいて3枚のアルバムを発表後解散した。そして71年ギャラガーは ソロとして独立し、代表作として「ライヴ・イン・ヨーロッパ」「ブルー・プリント」、「タトゥー」などを 残している。いずれも才能にあふれた若々しいハードなギター・テクニックで多くのファンを得ており、ヨーロッパは もとよりアメリカでもコンサートを行い人気と実力を高めている。ブリティッシュ・ロック・シーンの新しいヒーローと して最も期待されている、1949年生まれの若きギタリストである。
1976年初頭に発刊された本なのだけど、まだクリサリス・レーベルでの実績があまりないせいか、本書に掲載されている レコード会社の広告にもポリドールの所には「ライヴ・イン・アイルランド」が名前だけだが載っているのに対し、当時 クリサリスを取扱っていたキングレコードの広告には何も掲載されていない。
76年という事は既に27〜8歳になっているのだけど、いつまでたっても「若手のホープ」扱いだ。
添付写真はおそらく74年来日時のもの。
(2007.3.13)