Flashback Series 「BRITISH HARD ROCK」
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「ミュージック・ライフ」誌に掲載された写真や記事を再編してまとめたムック。レッド・ツェッペリンと
ディープ・パープルを中心にした記事構成だが、他にハンブル・パイやフリー、ナザレスなどのインタビュー
記事なども再録されている。
ロリーについては、カラーグラビアが一枚（ライブ写真）と「ミュージック・ライフ」74年3月号に掲載された
インタビュー（by 吉成伸幸）と、中山義雄によるバイオグラフィ的な記事が載っている。
ブリティッシュ・ロック・アルバム100選のページではロリーの「Tattoo」が17位に登場。編者のマッド矢野、
白谷潔弘両氏の趣味が出た結果に．．。また、「これが本国でのリアルな評価!?」という記事で皮肉タップリに
有名バンドを切っている英国人ライター、イアン・サウスワーク氏が、ロリーのページで「ロリー、あなたは
いつだって皆に、リスペクトされていたし、愛されていたのだ」と述べている文が引用されているのが印象的。
● インタビュー記事より ●
---日本では、あなたとエリック・クラプトンがよく比較されますが・・・・・。
ロリー：比較されるのも、するのも好きじゃないけれど、それはおそらくお世辞と考えるべきでしょうね。
イギリスでも僕は同じように比較の対象にされますよ。エリックに比較されるのは光栄というべきでしょうが、
僕としては、人々が「ロリーはうまいギタリストだ」と言ってくれる方が嬉しいです。
---アイルランド出身という事は、あなたにとって重要な意味を持ちますか？
ロリー：ええ、ある意味ではね。でも政治的な面ではそうは思いません。個人的に政治に関心はあっても、それを自分の
曲にしようとは思いません。ジョン・レノンがそうする能力に恵まれていても、僕はそうじゃない。